販売・顧客管理では、20:80のパレードの法則が働くと言われています。
パレートの法則とは「20%の労力をかけたものが80%の成果を生むこと」
また「20%のものが80%を占有している」
つまり、企業の売上の80%は顧客数の20%によりもたらされているという定説です。
この20%の顧客は『優良顧客』と呼ばれ本来は一番大切にしなければならない、また利益還元をしなければならない顧客です。
しかしながら、その実現・実行は非常に厳しく、優良顧客によってもたらされた80%の利益をもって見込み客の開拓に費やし、利益還元先(値引き等)
も何故かこの見込み客になってしまう企業が大半です。
しかし、類似品が氾濫する現在この優良顧客のケアーを怠ってしまうのは非常に危険なことです。
本来一番ケアーされるべき『優良顧客』の保持対策は非常に重要な課題かと考えます。
その他のCRM・マーケティング用語 [マーケな法則]
新規顧客獲得コストは、既存顧客維持コストの5倍かかるという法則です。
新規顧客は獲得コストが高いにも拘わらず、利益率が低いので、新規顧客の獲得以上に既存の維持が重要であるという考え方です。
顧客離れを5%改善すれば、その利益は25%改善されるという法則です。
中長期的戦略からみれば、顧客維持率、離反率と新規顧客獲得のバランスを十分に考慮したうえで、
計画的な方策を実行していくことが重要。
あり余るほど作ったら飽きられるし、売れ残りのリスクも負うことになる。そこで「不足感」を演出することで顧客の渇望感を刺激し、購買意欲を早期に促すやり方です。
ハインリッヒの法則は、1:29:300の法則とも呼ばれています。1件の重大災害の裏には、29件のかすり傷程度の軽災害があり、その裏にはケガはないがひやっとした300件の体験があるというものです。これらの法則は、ビジネスにおける失敗発生率やクレーム発生率などに応用されています。1件のクレームの裏には300件の社員の「しまった」があるのです。
全体の2割程度の高額所得者が社会全体の所得の約8割を占める、全商品の20%が80%の売上を作る、全顧客の20%が全体売上の80%を占める、など実際に分析してみると、ほとんどこの法則が当てはまってしまう不思議な法則。
アイドマ(AIDMA)の法則とは、「消費行動」のプロセスに関する法則で、Attention(注意)→ Interest(関心)→ Desire(欲求)→ Motive(動機)→ Action(行動)の頭文字を取ったものです。現在、買い手がどの段階にいるか、段階に見合った働きかけをすることが大切になります。